EVENT|「RESEARCH Conference 2024」ポスター発表しました
リサーチをテーマとした日本発のカンファレンス「RESEARCH Conference 2024」の「ポスターセッション」にて、PLAYWORKS 代表 タキザワ が発表します。コアタイムにはポスター前にタキザワがおりますので、ぜひお立ち寄りください!
RESEARCH Conference 2024
日時:2024年 5月 18日(土)10:00〜18:00
主催:リサーチカンファレンス事務局・専修大学 ネットワーク情報学部
会場:専修大学 神田キャンパス 10号館(東京都千代田区神田神保町3丁目4−4)
オンライン会場:YouTubeLive / Miro
公式HP : https://researchconf.jp/
申込み : https://research-conf.connpass.com/event/314363/
ポスターセッション:A-9
視覚障害×プロダクトの特性をふまえたリサーチのデザイン
視覚障害者歩行テープ「ココテープ」を事例として
登壇者:平井百香・タキザワケイタ(PLAYWORKS株式会社)
コアタイム:12:50〜13:50
「ココテープ」は視覚障害者の歩行をガイドする、幅48mmの塩化ビニル製の屋内用テープです。カバンにいれて持ち歩き、必要な場所に必要な時だけ貼って使用します。
製品開発にあたって最終的なプロダクトの形状を決めるために、幅48mm、60mm、76mmのプロトタイプ3種類で実証実験を行いました。弱視〜全盲の視覚に障害のある男女16名にご協力いただき、スニーカー、革靴/パンプス、スリッパの3種類の靴で、各タイプの「感知しやすさ」を比較。また、白杖での「伝いやすさ」を検証しました。
全体として、幅が広いほど感知しやすい結果となりましたが、女性は靴のサイズが小さいため、男性よりも幅の狭いタイプを好む傾向がありました。また、靴の種類により、スニーカー≧パンプス/革靴等>スリッパ という傾向がありました。「伝いやすさ」では、48mmタイプは点字ブロックを「10」とした時、「7」の評価を得ました。そこで、分かりやすさと携帯性を両立する上で最適な、幅48mmを採用しました。
このように、障害の特性とプロダクトの特性を考慮し、実生活を視野に入れて、リサーチをデザインすることが重要であると考えます。
ポスターセッション発表者一覧(全32)